家族が勝手に消費者金融から多額の借入をしていた場合でも、連帯保証人でない限り、それを肩代わりする必要はありません。しかし、いくつかの例外もあるので、それについて見ていきましょう。

親の借入を相続した場合

親の財産を相続した場合、プラスの財産だけでなく借金など負の財産も相続することになります。そのため、親が消費者金融の借入があるまま亡くなった場合は、財産を相続した人に返済する義務が生じます。

返済をしたくない場合は、相続放棄することで借金の放棄が可能です。ただし、プラスの財産も放棄することになります。

子どもの借入

基本的に消費者金融は満20歳以上の人でないと利用できませんが、学生向けのカードローンなど保護者の同意があることで利用できるものも一部あります。そういうカードローンで子どもが返済できない場合、保護者には代わりに返済する義務があります。

そもそも保護者の同意とは、法定代理人になって当人が返済できない時に代わりに返済することを同意することです。ですので、両親は子どもの借入を返済しなければなりません。ただし、子どもが同意書を偽造して消費者金融と契約していた場合は、元金の返還は必要ですが、契約自体は無効になります。

配偶者の借入

原則としては、夫婦どちらかの借入を配偶者が返済する義務はありません。しかし、民放では日常家事債務は夫婦が連帯責任を負うと定められています。

つまり、夫が食費や家賃のために借金した場合、妻にも返済義務があるということです。ただ、この線引きは非常に難しいので、夫婦間で問題がこじれた時は弁護士に相談した方がよいでしょう。